大学生・社会人になっても一定数の方はシャープペンシルを使っていると思います。
最近のシャープペンシルというのは安価ながら大変高性能だったりするもので、代表的なものでいえば芯がとがり続ける「クルトガ」や、芯が折れない「オレンズ」、「デルガード」なんかがそうですね。
でもおそらく大学生や社会人のシャープペンユーザーはシャープペンにそこまでの機能を求めてはいないのではないでしょうか。私はその手のたちなものでして、というのも、どうも国産のシャープペンシルはポップなデザインやモノトーンでシンプルなデザインが多いと思うんです。
そんな同じような感想を抱く方におすすめしたいのがファーバーカステルさんの「FE3000」です。クラシカル・レトロなデザインでありながら、手頃な値段で書き心地もよろしいシャープペンシルです。
ファーバーカステルとは?
ファーバーカステルの歴史は250年以上もあり、鉛筆の製造がスタートだったようです。
その影響か、ファーバーカステルのシャープペンシルには軸が6角軸になっているものが多くみられます。実は今回紹介するシャープペンシルもそうだったり….
ファーバーカステルは現在でも鉛筆を多く販売しています。
みなさんも1度は使ったことがあるのではないでしょうか。
私は小学校のころ愛用していた色鉛筆がファーバーカステル製で、そのころからお世話になっていました。
FE3000の外観
深緑が特徴的
ファーバーカステルのシャープペンシルは深緑を基調としたデザインが多いです。
今回のFE3000しかり、ロングセラーであるバリオLも深緑とシルバーという組み合わせです。
金色の刻印で高級感が増す
私はこのシャープペンシルを400円ほどで購入したのですが、400円にしてはデザインが良く高見えするなと思いました。深緑を基調とした軸もそうなのですが他にも特徴的なポイントがあります。
それが刻印の部分。
彫が入っているうえに、金色でメッキ(?)加工が施されています。
「たったそれだけ?」と思われるかもしれませんが、実はこれ1つで印象が変わるものです。
たとえばおそらく手元にあるであろう国産のシャープペンシルを手に取って比較してみてください。国産のシャープペンシルも数百円で購入できる価格帯が多いのですが、それらと比べて高級感があると思います。
鉛筆を思わせるような6角軸
こちらもファーバーカステルのシャープペンの特徴。
もともと鉛筆の製造でファーバーカステルはスタートしているため、その名残というか、特徴がシャープペンシルにも表れているようですね。
小学生の時はシャープペンではなく、鉛筆を使っていたのでこの6角軸を手にするとしっくりくる感覚がありますね。自分の持った感覚では細すぎず太すぎない丁度良い太さでした。
グリップ部分は溝がある程度で、滑り止めラバーなどは張られていませんが、特に滑ったりはしません。安定して長期筆記をすることが出来ます。
芯クリーナーが付属している
芯クリーナーをご存じでしょうか?
一般筆記用のシャープペンシルにはあまり付属しているのを見かけないのですが、製図用のシャープペンシルの多くにはついています。
製図用シャープペンシルは一般筆記用シャープペンシルと異なって、ペン先にガイドパイプがついています。こうすることが手元がすっきりして見やすくなるというメリットがあります。。
デメリットとしては、落とした時にガイドパイプが曲がってしまい芯が出なくなることがあることや、芯詰まりが起こりやすくなってしまうことなどがあげられます。
芯クリーナーは後者の芯詰まりが起こった時に使うことができます。
一般筆記用シャープペンシルを使っていても、たまに芯詰まりが起こるのでシャープペンシルに標準搭載してほしいなぁなんて思います。
筆記線
使用しているシャープ芯は「PILOT グラファイト2B」です。
私は濃い目の芯が好みなのでB以上の芯を愛用しています。
FE3000は軽量ながらも握りやすく、バランスの良いシャープペンシルです。
そのためサラサラっと手早く筆記しやすいです。
普段使いに最適な1本
実はこのシャープペンシルを何度が床に落としてしまったことがあります。ガイドパイプがついているので、落とした時の衝撃でガイドパイプが曲がってしまう恐れがあるので本来であれば慎重に扱いたいものです。
しかし購入して5年ほどですが、1度もこわれたり破損することなく使い続けています。
芯の出具合が悪い、ノックしても芯が出ないなどといった不具合もいまのところ一度もないので、ガシガシと使うことができます。
PILOTのグランセほどの高級感はないものの、普段使いとしてタフに使うことができるので多くの方にお勧めです。
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