雑貨屋さんや文房具屋さんへいってはついつい素敵なノートを購入してしまいますね。
どういうわけかまっさらなノートには心が惹かれてしまいます。
でも買ってはみたものの、用途が定まらず、かといって中途半端に使うのももったいなく感じられるのでそのまま棚に飾ることになってはいませんか。
もしノートの使い道に迷っているのであれば読書ノートに活用してみてはいかがでしょう。
無印良品の文庫本・単行本ノート
無印良品の人気商品の一つ「単行本ノート」があります。
ノートの中身はまっさらな無地ですが、容量とサイズ感がほどよく、様々な用途に使えそうです。
私はすでに1冊を、辞書ノートとして使っています。
読書ノートとして使ってみる
こういったシンプルで使い勝手の良いノートは使い道に迷ってしまいがちです。値段も手頃でついつい買ってしまいがちですが、その結果人文字も書くことなく本棚に収まっていることもあるのではないでしょうか。
そんなとき使い道の候補の一つに入れてほしいのが「読書ノート」です。
読書ノートをつけるまでの手順
読書ノートと聞くと、難しそうだったり抵抗感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしものは使いよう。
ノートの取り方を簡単にすることで、だれでも取り掛かりやすく、しかも読書の効果を高めてくれます。今回はずぼらでもできる簡単な読書ノートの取り方を紹介します。
①全体をざっと読み、気になる段落や文に付箋を貼る
本は1冊完全に読み込まなければならないわけではありません。また必ずしも熟読しなければならないわけでもありません。こういった読み方をすることで、まずほんの全体像をつかむことが出来ます。
また、自分の知りたい内容、気になる内容というのが効率よく見つけ出すことが出来ます。
②再読。付箋を貼った箇所を再読する
一通り読み、気になる箇所に付箋を貼ったら本を再読します。
この再読では付箋を貼った箇所を読むようにします。
もちろん読んでみたものの結局自分に必要のない情報だったということもあります。
反対に、いたく重要な内容だったということもあります。その場合は必要に応じて鉛筆でその文章にラインを引いてみるのもいいでしょう。範囲が広いのであれば段落ごと囲ってみるのもいいですね。
③意義のある内容だと思ったらノートに書きとめる
ここで読書ノートをとります。
詳しい読書ノートの取り方はこのあとでも説明しますが、基本的には「抜き書き×感想やコメント」です。
流れを確認しますと
参考にした書籍
ここまでの流れはいくつかの書籍を参考にして私自身が適宜取り入れたり、ややアレンジした方法となります。そのため大本の方法が知りたい方は、参考にした書籍を紹介しますので、そちらを読んでみてください。
『読書は1冊のノートにまとめなさい』
『読書の技法』
こちらの本については記事を書いていますので、気になった方は是非読んでみてください。
読書ノートの付け方
いよいよ具体的な読書ノートのつけ方に入ります。
タイトルや作者など、本の情報
基本情報ですね。
そもそも何の本についてノートをとったのかわかるように、最低でもタイトルと著者名は書いておきましょう。
面倒でなければ出版社や、出版年も押さえておきたいです。
特に出版年は後々改訂版が出版されたり、「第何刷」と新しいのが出る可能性があるため、自分が得た内容と異なる場合があります。出版社は検索すれば調べられますが、自分の読んだ本の出版年は必ずしも調べられるわけではないので、余力がある方は是非欠いておきましょう。
読もうと思った理由や、得たい知識など
次に読もうと思った理由や、得たい知識・内容を書いておきます。
これは本から知識を得たいときの読書術の1つなのですが、読む前にあらかじめ読む目的をはっきりさせたり書き起こしてみるのです。
こうすることで読書のモチベーションを高めることが出来たり、読書の目的を失うことが少なくなります。また得たい知識を効率よく取り入れることが出来ますよ。
気になった箇所を抜き書き
一度通読して、付箋を貼り、貼った箇所を再読しましたらいよいよノート取りです。
本当に自分に必要だったり書き留めておきたかったり深く考えてみたい内容などはそのままノートに書き留めてみましょう。
もちろん要約しても良いですが、原文のまま書き出すことで後々自分の考えを照らし合わせるようなこともできますので、各自の判断で抜き書きしてみてください。
抜き書きにコメントを添える
抜き書きをしたらそこに自分のコメントを書き残しましょう。
授業・講義や勉強のノート取りでもそうですが、疑問に思ったことは「思う」にとどめるよりも、ノートに書き留めた方が効率が高まります。
疑問点のみならず、そのとき感じた内容を書き出すことで読解力が高まったり、自分の考えを表現する力を身につけることが出来ます。
そして何よりあとで読書ノートを見返したとき、当時の自分は本を読んでどのようなことを考えていたのかということを振り返ることが出来ます。読書ノートの強みです。
読書ノートで自分だけの読書記録を
今回は読書ノートのつけ方について、簡単な方法で紹介しました。
読書ノートはほかにも様々なつけ方があります。読書効率がアップする方法、記憶の定着率が高くなる方法、見栄えが良い方法。。。
ノートの取り方は人それぞれですので、自分に合った方法を探してみてくださいね。
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