友人に「手帳を使ってみたいけど挫折しそう」という話を受けました。
私が手帳・スケジュール帳を使い始めたのは中学のときで、はじめは綴じ手帳を使用していました。マンスリーとウィークリーが一体になっているタイプです。しかし途中から使わなくなったような記憶があります。
大学になってから再び綴じ手帳を使うようになったのですが、これに関しては継続して使い続けられています。初心者にもおすすめできるなと思ったので友人にも紹介したのですが、良い機会だと思ったので記事にしてみました。
ということで、測量野帳の手帳・スケジュール帳の紹介です。
(2022/8/30更新)
トライストラムス公式によりますと、本記事で紹介した手帳は販売終了となったとのことです。
詳細は公式ホームページよりご確認ください。
測量野帳とは
測量野帳とは、測量業務に携わる方の意見を参考につくられた製図用品の一つで、屋外でも使いやすいように工夫の凝らされているのが特徴的です。
具体的には
- ハードカバーで耐久性がある
- ハードカバーで立ったまま筆記しやすい
- 測量方法に適した罫線を採用している
- 作業用のポケットに収まるサイズ
といった特徴が有ります。
値段はだいたい200円以下で購入することが出来ます。
コスパもいいので一度是非試してみてください!
実際コクヨの公式ホームページでも
屋外で、片手に持って筆記しやすいように、そして耐久性を持たせるように硬い表紙を採用。
現場の方の作業着のポケットに入るようにサイズを設定しました。
引用:コクヨ公式HP
と書かれているくらいです。
この測量野帳がとても使いやすいと、一般の方の間でも需要が高まったようです。「ヤチョラー」などでググると、測量野帳を活用している方の野帳術などを見ることが出来ます。
そしてそんな測量野帳のような特徴を持ち合わせた手帳・スケジュール帳がtrystrams(トライストラムス)というブランドから出ています。
これが案の定使いやすかったので紹介します。
野帳ダイアリーの見た目
見た目は測量野帳そのもの
見た目は本当に測量野帳そのものです。
カバーの素材や色味、さわり心地も一緒です。個人的に測量野帳の深緑のカバー地に、金張で字が書かれているのがとても好きなのですが、この部分の仕様も一緒です。
trystrams(トライストラムス)コクヨの自社ブランド
測量野帳の裏側には「KOKUYO」と製造印(?)のように金張で書かれているのですが、野帳手帳の方には「trystrams」の字が。
なのではじめてこのスケジュール帳を手にしたとき、てっきりコクヨのパクりなのかと思っていました。恥ずかしい話です。
実際のところは、トライストラムスはコクヨのプロダクトブランドであります。
トライストラムスのホームページにも
トライストラムスは、ステーショナリーメーカー・コクヨのプロダクトブランド。
引用:trystrams公式HP
と書かれています。
測量野帳よりも薄い
サイズに関しても測量野帳とほぼ変わりはありませんが、厚みに関しては野帳手帳の方が薄いです。測量野帳よりもコンパクトに収納することが出来ます。
ちなみに測量野帳のサイズ間についてなのですが、より実感がわくように説明しますと、ジャケットの内ポケットにちょうどよく収まるサイズです。
私の通っていた高校の制服はブレザーだったので、内ポケットによく測量野帳をしまっていました。ポケットに入れるとストンときれいに収まってくれますし、ハードカバーなのでちょっとやそっとでは曲がらないのが強みです。
ちょっとしたメモなど、すぐ取り出せるので便利です。
中身や構成
最初のページ
最初のページによくある、年カレンダーです。
このスケジュール帳は2020年のですが、2020年のカレンダーと、2021年のカレンダーが載っていました。
特に使うことはありません。
その次が年間行事予定なんかに使う、年間予定表ですがあります。
こちらも特に使うことはありません。
手帳やスケジュール表によっては、これ以外にも色々とページが差し込まれていますが、私はそういったのをあまり使わないので、野帳手帳のように少なめで十分です。
マンスリースケジュールになっている
このスケジュール帳のメイン構成は、マンスリー(月間ブロック)となっています。
これだけです。
この後ろのページにウィークリーやバーチカルがあったりするわけではなく、マンスリーだけのシンプルな作りとなっています。
左ページ脇の方にはちょっとしたメモ欄がありますので、私は書き込めきれない補足なんかがあったときはこちらに書くようにしています。
書き込むスペースが足りないんじゃないか?と言われることが多いのですが、基本的にはこれで十分だと思っています。実際2年ほどこのスケジュール帳を使用していますが、不便さを感じたことがないです。
一度だけ余白が足りなかったことがあるのですが、そのときは付箋でしのぎました。
むしろシンプルな方が使いやすいなと思いました。色々と内容があると使い方に困ることがあるので、用途が限られてしまうようなシンプルな構成の方が初心者には適していると思います。
メモと所有者情報欄
12月が終わると見開きでメモ欄が用意されています。このメモ欄は測量野帳の「SKETCH BOOK」のように、マス目は方眼になっています。
メモ欄はこのページのみです。
そして最後に所有者情報欄があります。わたしは最低限の情報しか書かないようにしています。
このように野帳手帳は全体的にミニマムでシンプルな作りになっています。普段ウィークリータイプやダイアリーなどを使用している方には、スペースが少なすぎるためおすすめはできないかもしれません。
おすすめする理由
しかし私は、普段シンプルなマンスリースケジュールを使っている方はもちろん、スケジュール帳を使い始めてみたいという方にはおすすめしたいです。
- 丈夫でタフに使える
- 立ったまま書き込める
- 持ち運びがとても楽
- 使い方がシンプル
丈夫でタフに使える
測量野帳の大きな強みですが、多少雑に扱っても耐えてくれるのがこのスケジュール帳です。
とは言ってもスケジュール帳を雑に扱うことなんてまずないのですが、例えば普段かばんの中にしまっているとします。その上から荷物をしまおうとして、表紙が折れてしまった!!
なんてことをこの手帳なら防ぐことが出来ます。
1年間ともにするわけですから、ある程度の強度はほしいですね
立ったまま書き込める
スケジュール帳を使ったことのない方に言いたいのが、「すぐ書き込む」ということです。予定はその場ですぐ書き込んでしまうのが、予定を忘れない第一歩なのです。
そしてそれに適しているのがこのスケジュール帳です。
なんせハードカバーなので、立ったまま書き込みをすることが出来るのです。
必ずしも座った状態や机がある環境下にいるわけではありませんから、立った状態でも書き込めるのが理想です。野帳であれば内ポケットにもしまえるサイズですから、その場で取り出して書き込むと言うことが容易に出来ます。
持ち運びが楽
以前システム手帳の記事を書きました。システム手帳は自分で思い通りに内容をカスタマイズできるので、大変勝手が利いて良かったのですが、1つ大きなデメリットがありました。
それが「重い・かさばりやすい・荷物になる」ということです。
手帳やスケジュール帳の理想は常に持ち歩いて、何かがあったときにすぐ取り出して書き込むということですが、私が使用していたシステム手帳ではそれがやや億劫でした。
しかし現在の野帳手帳に変更したところ、持ち運びが楽になり使いやすくなりました。
手帳やスケジュール帳を挫折してしまう原因に「普段持ち歩かない」「書く癖がない」というのがあります。
そのため挫折しない予防策として、「常備する・すぐ書き込む・見返す」という癖をつけるのが良いのです。そしてそれにピッタリなのがこの野帳手帳だというわけです。
システム手帳の記事
使い方がシンプル
もう一つ初めての方が挫折してしまう理由が、「使いこなせない」というものです。
たしかに内容量豊富な手帳というのは、自由度が高く手を出したくなってしまうのですが、慣れていない状態であれば持て余してしまう可能性が高いです。
そして結果として手帳を持ち歩かなくなったり使わなくなってしまうということになってしまうのです。
そのため初めての方には構成がシンプルな手帳やスケジュール帳をおすすめしたいのです。それと前述したとおり持ち運びしやすいタイプであるという条件も入れたいため、野帳手帳が持ってこいなわけなんです。
来年もスケジュール帳は測量野帳のを
徐々に2021年版のスケジュール帳が発売されるようになってきました。
私は来年も野帳手帳を使おうと思っています。残念ながら近場の文具店や書店では取り扱いがなく、ネットを頼らざるを得なく、高く付いてしまうのですが、それでも同じのを使おうと思います。
これをきっかけに手帳やスケジュール帳を使ってみようという方が増えてくれたら嬉しいなと思います。
コメント
リンク先にはコクヨの手帳がありますが、trystramsのは一体どれをすすめているのか分かりません。どれですか?リンク先教えて下さい。
ベンジャミンさん
返信遅れまして申し訳ありません、管理人のハッブルと申します。
ご指摘ありがとうございました。trystramsの手帳は販売終了品となっております。
リンク先につきましては、おそらくリンク切れとなったことで似た商品がリンク先に出ていたものと思われます。