【理系の書斎】おすすめの万年筆5選 デザイン・機能性・コスパ色々

ペン

最近徐々に万年筆を使っている方が増えてきている気がします。

というのも僕の友達の中で2人ほど使い始めていますし、Twitterでも使ってみたいのでおすすめを教えて!という質問を受けたことがあるからです。

万年筆ユーザーとしては嬉しい限りです。しかし初めて万年筆を買う方からしたら、まず何を選べば良いのかわからないというのが大きな問題のようです。

そこで今回は万年筆を使い始めて10年の私がおすすめの万年筆5つ紹介します。

基本的に値段は高くても数万円を条件に選んでいます。デザイン、機能性、価格などそれぞれ特徴的なのを紹介していますので、是非参考にしてください。

おすすめ1 DELTA ビンテージ

初っぱなからDELTAを持ってきて申し訳ありません。

というのも実はDELTAは2018年に廃業してしまったのです(泣)

ですが待ってください!それでもなおネットショップには中古を始め、多くのDELTAのペンが出回っているのです。そのため案外入手できるのでご紹介します。

DELTAはイタリアのメーカーだったというのもあって、なんと言ってもペンの華やかさが特徴的です。国産ではなかなかお目にかからないような色味はもちろん、派手派手な色の中にも深み・奥行きが感じられるのが魅惑的です。

そしてそのDELTAの中でも比較的安価なのがこの「ヴィンテージコレクション」なのです。

おすすめ2 SAILOR プロフェッショナルギア

私が持っている万年筆の中ではもっとも古株なのが、セーラー万年筆の「プロフェッショナルギア」です。この万年筆とはもう7年くらいの付き合いになりますが、いつ見ても格好良いし書きやすいです。

プロフェッショナルギアを語る上で欠かせないのはやはりペン先が21金仕様であると言うことでしょう。万年筆のペン先には通常ステンレス・特殊合金・14金などが使われています。高価なところでも18金が多いです。

しかしセーラー万年筆さんはなんと21金を採用しています。

金は劣化しにくく、しなやかであるため万年筆のペン先に使われるのですが、その柔らかさのため純度をここまで高くすることはほとんどないそうです。ですが21金のペン先、やはりしなやかな書き心地が癖になります

この万年筆については別で記事を書きましたので、是非ご覧ください。

おすすめ3 PILOT キャップレス

お次も国産の万年筆で、PILOT(パイロット)の「キャップレス」です。

パイロットは日本を代表する筆記具メーカーなので、ご存じの方も多いと思います。フリクション(消せるボールペン・蛍光ペン)やドクターグリップ、アクロボールはCMで見たこともあるのではないでしょうか。

一般筆記具はもちろん、パイロットは万年筆も一級品です。

そのなかでもキャップレスは機能性最高の万年筆で、なんとノック式の万年筆です。

万年筆のほとんどがボールペンのようにノック式ではない理由、それはインクにあります。ボールペンが油性やゲルインクなのにたいし、万年筆は水性インクがほとんどです。水性なので、揮発しやすいためキャップ式にする必要があるのです。

しかしそれを克服したのがパイロット。インクが揮発しにくい工夫がこらされているので、万年筆でもノック式に出来たのです。実用性バッチリで普段使いには1番おすすめできる万年筆です。

おすすめ4 PILOT カクノ

こちらもパイロットの万年筆です。

この万年筆は初めて万年筆を使うという方におすすめの1本です。

学習鉛筆のように握りやすくなっているグリップや、初めての人でも万年筆を持つ向きがわかりやすいようにニコちゃんマーク?が刻印されているペン先など、随所に工夫が見られます。

これらの影響でどうしても子供っぽい印象になってしまいますが、書きやすさはピカイチなんです。出てくるインクの量も軸の太さも丁度良く、ほかの高価な万年筆に引けをとりません。そしてこの価格帯でスケルトン軸の選択肢があるのも素晴らしいポイントです。

お値段は1000円。はじめの一本に是非どうぞ。

おすすめ5 STAEDTLER PREMIUM リグヌム

最後はステッドラーの万年筆です。

「えっ、ステッドラーって万年筆も出してるの?」と驚いた方もいるかもしれません。ステッドラーは製図用の文具が多いのですが、「ステッドラープレミアム」という高級ラインからは万年筆が出ています。万年筆以外にもローラーボールも売られています。

このステッドラーはドイツのメーカーですが、このステッドラープレミアムは海外ブランドの中でも比較的値段が抑えられているのが特徴なんです。

ここで紹介するリグヌムは実を言うと、先に紹介したプロフェッショナルギアよりも安く手に入ります。

リグヌムは木軸なので、使い込むことで味わい深くなっていく経年変化を楽しむことが出来ます。経年変化は、具体的に言うと艶が出てきたり、サラサラだった質感がシットリと手になじむような質感になってきたりします。

もちろん書き味も良いです。
筆記感を表現するならヌメヌメっとした感じです。この万年筆は鉄ペン(ペン先がステンレス)なのですが、インクフローが潤沢だからか非常になめらかに書けます。

さらにこの万年筆を持っている人が意外と少ない(僕個人の感想)ので、差別化を図りたい方にもおすすめです。

まとめ

  • DELTA ヴィンテージコレクション
  • SAILOR プロフェッショナルギア
  • PILOT キャップレス
  • PILOT カクノ
  • STAEDTLER リグヌム

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